転職が上手く成功しても実際に仕事をしてみて
入社後の仕事が
事前に聞いていた話が違う……
とお悩みになっている方も多いかと思います。
転職での面接と話が違う場合退職しても問題ありませんが
注意点も多くあります。
この記事では
・話が違うと思った場合に最初にやるべきこと
・今後転職をする際の注意点
を中心に紹介していきます。
話が違うと思った場合に最初にやるべきこと
それでは、転職をして話が違うと思った場合
に最初にやるべきこと
について紹介していきます。
労働条件の確認をする
実際に転職してみたら面接時と話が違うと思ったときは
会社から交付された労働条件通知書を確認してみましょう。
労働条件通知書に記載された労働条件と
実際の労働条件が異なる場合には
直ちに労働契約を解除して退職することが可能です。
求人広告や求人票は
入社後の労働条件の目安に過ぎず、確定した労働条件ではない為
まずは、労働条件通知書の確認を行いましょう。
会社と話し合う
労働条件通知書に記載された労働条件と
実際の労働条件が違っている場合には
まずは会社との話し合いを行いましょう。
会社との話し合いで労働条件の見直しに応じてもらえれば
退職することなく、仕事を続けることができる可能性も高まります。
労働条件通知書などを提示しながら、話が違うことを伝えて
労働条件の見直しを求めていきましょう。
試用期間中の労働条件も確認する
試用期間中と本採用では
労働条件が違う場合が非常に多いです。
その為、試用期間中で働いている場合は
どの様労働条件で働いているか確認を怠らない様に
しましょう。
会社に取り合ってもらえない退職出来ない場合の対処法
会社が労働条件の見直しに応じてくれない
会社に退職の意思を伝えても、辞めさせてもらえない場合は
どの様な対処をすれば良いのでしょうか?
ここでは、会社に取り合ってもらえない退職出来ない場合の対処法
について紹介していきます。
労働基準監督署に相談する
労働基準監督署は、企業が労働基準法などの
労働関係法令に違反しないよう取り締まりを行う機関です。
転職したら面接時と話が違うことに気付いたときは
労働基準監督署に相談することができます。
労働基準法違反が明らかになったときは
「助言指導」や「是正勧告」をしてくれますので
それにより違法状態の改善が期待できます。
弁護士に相当する
労働問題の実績がある弁護士に相談をすれば
問題解決に向けたアドバイスやサポートを得ることができます。
弁護士であれば、労働基準監督署とは異なり
労働者の代理人として会社と交渉をすることができますので
労働者自身で対応する必要はありません。
会社との交渉が負担に感じる方は、弁護士に相談をするのがおすすめです。
内容証明郵便で退職届を送る
退職出来ない場合は
退職の意思表示をしたという証拠を残すためにも
必ず、内容証明郵便を利用して退職の意思表示を行うようにしましょう。
法律上、労働者から退職の意思表示をしてから2週間経過により
退職の効果が生じます。
そのため、退職の意思表示は
退職日の2週間前までにするとよいでしょう。
ただし、労働条件通知書に記載された労働条件と
実際の労働条件との間に相違がある場合には
2週間を待つことなく直ちに会社を辞めることができます。
退職代行を利用する
労働者個人で退職手続を進めるのが不安だという場合には
退職代行という手段もあります。
退職代行とは、労働者に代わって退職手続を進めてくれるサービスであり
民間業者や弁護士などに依頼することができます。
民間の退職代行業者は、労働者に代わって退職の意思を表示することができますが
基本的にはそれ以外の対応はできません。
しかし、退職を労働者の見方になってくれますので
退職出来ない場合は、退職代行サービスを利用してみましょう。

今後転職をする際の注意点
今後転職をした際に事前に聞いていた話が違うとならないように
今後転職をする際の注意点
について紹介していきます。
業界平均の残業時間から推測する
忙しいとされる業界は残業が多いとされることが多いです。
その年の業績で残業時間が大きく変化することもありますので
過去3年程度の平均残業時間も確認してみるとよいでしょう。
客先から想像する
納品先や営業先がどのような業界で
教えてもらえるのであればどんな会社か具体的に確認してみましょう。
営業先が土日も営業している場合
土日に勤務しなくてはいけない状況が発生しやすいです。
また、営業先が遅くまでやっている場合
夜遅くに対応を求められることがあります。
企業研究をしっかり行う
入社したい会社に対してしっかり企業研究を行いましょう。
条件だけではなく将来性や事業内容、会社のビジョンも
しっかり確認して、やりがいを見出しましょう。

転職エージェントから
過去入社した方とコンタクトを依頼する
転職エージェントにより、できる・できないはありますが
過去に入社された方とお話しができるか聞いてみるという方法もあります。
実際の働き方を一番理解しているのは内部で実際に働いている社員です。
転職の際に気になることを
フラットに話せる方とのコンタクトは非常に貴重な機会です。
「こんなはずじゃなかった」という転職にならないために
転職エージェントは積極的に利用しましょう。

まとめ
転職したら、面接時の話と違うということは珍しい話ではありません。
労働条件や仕事内容の相違に気付いたときは
すぐに労働条件通知書を確認し、実際の労働条件との間に違いがあるかどうかを
チェックすることが大切です。
労働条件通知書に記載された内容と実際の労働条件が異なるときは
まずは会社と話し合って労働条件の見直しを求めていくとよいでしょう。
転職をする際には、今後転職をする際の注意点
に注意して、失敗しないように転職活動を進めていきましょう。